産後すぐのカラーリングを絶対してはいけない3つの理由
ママになってもおしゃれがしたい!カラーリングでリフレッシュしたい!
気持ちは痛いほど分かります。ですが、時期を誤ると後悔しか残らないことになるので要注意です!
photo by Maria Morri
産後すぐでもカラーリングでお洒落を楽しみたい!
戸惑うことばかりの育児。それに加えて今までの家事。
ただでさえストレスがたまりやすいこの時期、
伸び放題・色がまだらでプリン状態の髪の毛を見るとうんざり。
リフレッシュやお洒落をかねてカラーリングがしたい!
って考えるのは女性としては当然の事だと思います。
でもちょっと待って!
しかしカラーリングはタイミングを間違えると、リフレッシュやお洒落なんて言ってられない事がおきます。
産後すぐの女性の身体はとても女性ホルモンバランスが乱れている影響で、とってもデリケートな状態になるのはご存知ですよね?
同様にカラダだけでなく、頭皮にも同じ問題が起こります。
その問題とは「皮脂の過剰分泌」「頭皮の乾燥」といった頭皮環境の乱れです。
この状態で刺激の強いカラー薬液を使うということがどういうことか。
1.産後の抜け毛が酷くなる
産後は女性ホルモンバランスの乱れが原因で、頭皮が乾燥しています。
頭皮が乾燥すると、血行が悪くなりますので、発毛・育毛に必要な栄養素が行き届きづらい状態です。
更にカラーリングによる強い刺激を受けると、カラダは異物の進入を防ごうとして毛穴を閉じてしまいます。
このために、正常な毛が生えづらくなる。毛が細くなったり・切れやすくなるなど、産後の抜け毛が悪化する危険があります。
2.頭皮がかぶれる
薬液の刺激は思っている以上に強いもので、産後のデリケートな時期に使用すると頭皮がかぶれる事があります。
しかもかぶれる場所は頭皮だけとは限りません。
ほんのちょっとかぶれただけだから…と繰り返していると、症状がすこしずつ悪化していき、髪の生え際やつむじ部分だけだったかぶれが、最終的には顔ぜんたいに蕁麻疹(じんましん)のような状態になってしまう人も居るようです。
3.酷い場合は真っ赤に腫れ上がる
もともと肌が少し敏感で・・・という方で、産後4~5ヶ月くらいのときにカラーリングをしたら、産後の抜け毛で薄毛になっている箇所が真っ赤に腫れ上がってしまった!なんて話も少なくありません。
さらに腫れるだけでなく、酷い痛みも伴うこともあります。
これは薬液に含まれる「過酸化水素」が原因です。
この過酸化水素水は20ccで致死量に達すると言われ、その毒性は農薬の約140倍にもなります。
産後の弱った頭皮にこのように強い刺激を受ければ、頭皮が腫れ上がるのは当然です。
失敗しないカラーリングの開始時期の見極め方
「産後は抜け毛が多いのが当たり前だから気が向いた時に行けばいいよ」
なんて言う人もちらほら見かけます。
確かにその人は平気だったかもしれませんが、全ての人に当てはまる訳ではありません。
産後の状態といっても人それぞれ。元々の肌の強さといった体質の違いや、赤ちゃんの育てやすさや家族のサポート体制などの環境の違いによるストレスの差。全く違いますからね!
だからこそ人は人、自分は自分。
後悔しないでいい時期を自分で判断することが大切です。
前置きが長くなりましたが、カラーリングをしてもよい時機の目安は「アホ毛が生え揃ってから」でしょう。
アホ毛が生え揃うころにはホルモンバランスの乱れも落ち着き、頭皮環境も正常に戻っているか後一歩というところまで来ている事が多いですから、使用時期の目安として考えることができます。
リフレッシュやお洒落の為にカラーリングをしたいと思うのは悪い事ではありませんが、時期を誤って「健康」を代償として支払わないように気をつけるようにしたいですね。
補足.カラーリングって母乳に影響ある?ない?
薬液の箱の裏側もしくは取扱説明書に「妊娠中・授乳中は使用を控えてください。」と書かれていませんか?
主だった理由としては「妊娠中は頭皮をはじめ皮膚が敏感になっているので、湿疹・カブレ等の皮膚トラブルを起こし易いから・・・」ということだそうですが、私はもう1つあると考えます。
カラーリング剤が直接毛穴から体内に侵入することは稀ですが、先ほど説明した過酸化水素や環境ホルモンといった物質は、呼吸によって体内に少なからず取り込まれます。
母乳は血液から造られます。
お母さんの食べたものは赤血球などの血液成分が除去されたカタチで、母乳となります。
ということは呼吸で取り込んだ悪性の物質についても母乳になると考えられますので、赤ちゃんにとっては決して良い物ではありません。
「赤ちゃんの健康を第一に考えたい」
普通に考えれば、カラーリングは自宅でも美容院でも、控えた方がよいでしょう。
でも産後のデリケートな時期でも安心して使える毛染め剤を見つけることができました。
気になる方は、こちらの実際に利用したレビュー記事をご覧ください。