産後の抜け毛はいつまで続くの？早く収まらせる方法ってある？

経産婦なら誰もが一度は経験するのが産後の抜け毛ですが、この抜け毛は一体いつまで続くのか。また、毎日大量に抜ける髪を見るのは、精神的苦痛を感じますから、出来るだけ早く収めたいですよね。

産後の抜け毛はいつまで続くのか

産後の抜け毛は始まってから１週間や２週間程度で、収まることはありません。

「これだけ髪の毛が、何週間も抜け続けるのは絶対おかしい」

初めて出産を経験したママなら、誰もが不安に感じることです。

個人差はありますが、出産後おおむね半年から１年程度で元の状態に戻ります。

なので、極端な話、１週間や２週間程度では産後抜け毛が収まらなくて当たり前なんです。

抜け毛が始まってから、数ヶ月経ったくらいで、ようやく抜け毛が落ち着いてきます。

なぜ抜け毛が落ち着く前に、何ヶ月もの時間が必要になるのでしょうか。

産後に髪の毛が抜けるのはブスホルモンのせい！

ブスホルモンと呼ばれる女性ホルモンがあることをご存知でしょうか？

正式名はプロゲステロンと呼ばれるもので、毎月の生理のタイミングで多量に分泌されます。

妊娠していないときは、生理周期にあわせて、一定のリズムで増減しています。

しかし、排卵によってプロゲステロンの分泌量が増えますが、そのまま着床から妊娠が成立した場合、プロゲステロンは分泌され続けます。

これはプロゲステロンが出産まで妊娠を維持するために必要なためです。

このように妊娠・出産には無くてはならないホルモンなのですが、

その反面、メラニンの生成を促す働きや、水分を溜め込む作用があるため、肌のシミやむくみ・ほてり、肌荒れ・ニキビの原因となるんです。

これがブスホルモン、ブストロゲンなどと呼ばれる由縁です＾＾；

そしてこのプロゲステロンは、髪の毛の寿命を延ばす作用があります。

本来抜けてしまうはずである髪が、抜けずにそのまま成長してしまうんです。

妊娠中に髪の毛のボリュームが増える人が多いのもこのためです。

しかし、前途のとおりプロゲステロンは出産を迎えると一気に減少していきます。

そして、プロゲステロンの分泌の減少とともに、今まで抜けなかった髪の毛が一気に抜け出してしまうんです。

※なるべく分かりやすく図を書いてみたつもりです！クォリティーが低くてごめんなさい！

この図のように産後の抜け毛は、出産によるホルモンバランスの乱れが一番の原因で、避けられない生理的現象です。

妊娠から出産までの期間で伸びた毛が、一気に抜け落ちるんですから、元の状態に戻すにも相応の期間が必要なのは当然のことなんです。

どうにかして早く収めたい！

生理現象だから仕方が無いと思ってみても、排水溝につまるほどの抜け毛を毎日みるのは、ものすごくストレス！

中にはホルモンバランスの乱れに加えて、慣れない育児によるストレスにより、地肌が見えるほどに髪の毛が抜けてしまう人もいらっしゃいます。

なので出来る限り早くもとの状態に戻るように、次のことを試してみてください。

大豆イソフラボンで女性ホルモンの働きを助ける

大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンとよく似た成分です。

体内に入ると、女性ホルモンの働きを助けてくれますから、産後の減少した女性ホルモンを補うことができます。

食事の際に、お豆腐やおからなどを一緒にとるようにするのがいいですよ。

マッサージで頭皮の血行をよくする

頭皮の血行をよくすることで、毛根に十分な栄養が行き渡るようにしましょう。

女性ホルモンバランスの乱れとは直接関係ありませんが、毛根が十分な栄養を得る事ができると、

発毛が促進され、髪が抜けた箇所から次の髪が生えてくるまでの時間が短くなります。

育毛剤を利用する

育毛剤といっても、リアップやスカルプＤといった商品ではなく、女性用の育毛剤です。

育毛・発毛効果が高い女性用育毛剤を使うことによって、プロゲステロンの急激な減少によって抜ける量減らす事ができます。

女性用育毛剤のなかでもベルタ育毛剤という商品は、育毛効果の高さが人気です。

私自身、産後の抜け毛をなんとかしたいと辿り着いたのがベルタ育毛剤でした。詳しくはこちらの記事にまとめていますので参考にしてみてください。

十分な睡眠時間を確保する

肌の新陳代謝と同じく、髪の毛も睡眠中に生えてきます。なので、髪の毛の発毛・育毛には十分な睡眠時間をとることが大切です。

旦那さんや家族の手を借りながら、できるだけ睡眠時間を確保するようにしましょう。

まとめ

産後の抜け毛は女性ホルモンバランスの乱れが大きな原因ですので、自分の意思で早く終わらせることは中々難しいものがあります。

ですが、気にしすぎは禁物です。

気に病みすぎるとそれがストレスになり、抜け毛を悪化させる原因になってしまう可能性がありますから。

本当にどうにかしたい場合は、１度医師に相談するのもいいかもしれません。

診察やカウンセリングで安心することが出来ますからね＾＾